ラスカル、友だちが増えました。その名はMちゃん。親子共々インド人だけど、インドネシアに ずっと住んでいて、今回インドに駐在で来たという「インド人なんだけど駐在員」という変わり種。
   
インド人がインドに駐在として 来ることがあるんだ!!  だからか、彼女はヒンディー語は ほとんど話せず、 語もインド英語ではない。親はもともとインドに住んでいたらしく、 ヒンディー語ユーザーだけど。ラスカルが言うには、抑揚のつけ方が 「ネイティヴみたいでかっこいい」らしい。     
何度も言うけど彼女はインド人。     
でも彼女のホームタウンはインドネシアで、 帰りたいくらいに思っているらしい。  
 最初は親友のKちゃんを取られる?!と やきもきしていたラスカルだったが、色々迷走した結果、   「3人で仲良く」 というところに着地したもよう。     
で、先日そのMちゃんのおうちに 遊びに行きました。    

ひえー。 モデルハウスか。 マンションなのに二階がある。

あれっ、日本語!!! と驚いてじっと見ていると、Mちゃんのお母さん曰く「インドネシアには日本人がたくさんいるのよ。だから私も日本人の友だちがたくさんいるの」
ラスカルは この意味なあに? とKちゃんやMちゃんに 聞かれたそうですが 答えられませんでした。     母語、日本語だからといって、なんでもスラスラ読み書き理解ができると思っていたら、そうでもないという いい例でした… 。
「たたえて春の水としあふれる」     種田山頭火     
多分、雪解け水が川に溢れて、隅々まで満々としている、その豊饒さ、春の生命力に感動した歌 、みたいな意味だと思われます… 多分。「し」は強調するための助詞。そしてこの言葉は 五七五じゃないけど 俳句なんだよね。種田山頭火は自由律俳句の俳人。「分け入っても分け入っても青い山」 「うしろすがたのしぐれてゆくか」などが有名。     
お分りいただけましたでしょうか、 ラスカルさん…   こういう文学は国の宝なので 英語でこれらを説明できた方がよいのです。これからは心して 国語も勉強しようね!       
おまけ

Mちゃんの家は遠く、グルガオンの果て。道中見たオートリキシャ、荷物積みすぎー!   
こういう「どんだけ積むねん」は インド風景あるあるなんだが、なかなかカメラに収められない。 
もっと凄いのがあるんだけど。あと、カメラに収められなかったけど、トラック荷台に卵満載積んで その卵が紐でも縛られず、蓋もされず 幌すらも開けられていて いつ転がり落ちてもおかしくない感じで 走っていた風景も見た!   
そんな風景を見て 「大丈夫?!なんでこんな風に運ぶのか?! もっとこうしたら、ああしたら」 と関係者でもないのにヤキモキするの、 日本人だけなのか。     
普通の車窓の風景が こんなに突っ込みどころ満載なのは きっとインドが一位であろう。            


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