インドあるあるだが、普通はありえないものが溶けた話

先日ご飯を炊いていたら、突然   ガッ。ガッ。ガッ。と炊飯器の電源が点滅。  
ついたり消えたりを短時間で繰り返している。      
あわわ、壊れた?! 炊飯器がもし壊れたらどうなる?! 圧力鍋で毎日炊くしかなくなるかー?!  
いや炊飯器インドでも売ってるの チャロで見た?!でもすごく古い型だったような?  
今度の一時帰国で手荷物で炊飯器、持って来れるのか?!いや新品の電化製品だとすごく 税金がかかるんだっけ?!
…とまあ、一瞬で色んなことを考えた。    

結局、変電圧器のコンセントのハマりが悪く、グッと押せばちゃんと電源が入るとわかる。炊飯器の故障ではなくコンセントに 問題があるのかな?でもハマりがずいぶん甘くなってるようで、 ずーっと押さえないとやはり 点滅になってしまう。なんでこんなに甘くなってしまったんだろう? コンセントを 外してよく見ると…  

おう。溶けてる。 コンセントを差した状態で横から見ると、青い色の電気が 肉眼で確認できる。  

つまりこのコンセントから漏電していたのであった。

これねー。実はインドでは珍しくないんです。インドで暮らしている方は、これインドあるあるとわかって下さることと思います。こんな漏電の話はよく聞きます。
何でだろう?   コンセントの作りの問題?  
インドでは家庭での感電死が多いらしいと聞いたことがある。インドに来る前に、旦那氏が「インドの電圧は高いから、家庭での感電死が多いらしい。気を付けてね」と言っていたのを思い出す。いやそんんなの、漏電するコンセントが日常の家で、気を付けようがないがな。
 日本でも濡れた手でコンセントを触ると ビリビリっと来たりすることがあると聞くが、日本の電圧は100V。インドの電圧はその倍以上、220V。 だからそのぶん、危ないのである。  
体感としては、ビリっていうより バーンと手が勝手に跳ねる、 という話を聞いた。  
友だちの旦那様が、やはりこんな感じで 溶けてる電源元をうっかり触ってしまった。オイルヒーターを使っていたそうで、その瞬間、腕が高くはね上がったそう。  
無事で良かったけど、その話が忘れられない。

家庭内だけではない。 外でも電線が絡まりまくったうえで地面に垂れていて、 バチバチ音が聞こえたりするときもある。
郊外を散歩したとき、地面に少し電気が流れているのか、娘と手を繋いだらパチっといったとか、 怖い話も聞いた。そのぱちっという音は、とても静電気とは思えなかったという。
せっかく高電圧で電気を流しているが、 電線の不備などで20パーセントくらい 漏電しつつ送電している、という 噂もきいたことがある。見ていると、パーセントはともかく 確実に100の送電はできてないよねーと確信する。うーん、電気も勿体無い。    

そんなこんなで 、差し込める電源がもう台所にないので、結局また我が家の玄関横に炊飯器が鎮座しておられます。    

   右に見えるのが玄関のドアです。 デジャヴ!   こんなこと前にもあった!!    

こんなとこに炊飯器って不便だしカッコ悪いし、なんだけど、 「これでいつでも炊きたてご飯が 食べられる」とばかりにまた 大喜びしているフローレン(4)。    
玄関がこぼれメシでベトベトになるー。早く直してもらわなきゃー!!      

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